コラム

2020/01/30

一体感で国土強靱化を推進(茨城・MK)

一体感で国土強靱化を推進


▼2020年は「国土強靱化」をさらに進める年にしたい。建設業関係の官民トップから寄せられた年頭の所感を読むと、強靱化の大切さを訴える声が多かった


▼昨年各地を襲った台風などの自然災害を見ると、国土強靱化、国民の安心・安全を守るための取り組みを推進することがいかに大切かを実感する。身近で頻発する自然災害に、あらためて恐ろしさや日ごろの備えの重要性を感じた方も多いだろう。安全で安心して暮らすことができる豊かな国土づくりに貢献することこそ、建設業の社会的な使命であることを認識した年でもあった。そのため本年も引き続き国土の強靱化を強力に進めることが求められている


▼業界の魅力向上、そのPR活動を積極的に行うべきと訴えた団体会長もいる。昨年の自然災害からの復旧には建設業が率先して取り組んだ。そういった活動を目にした国民も多い。建設業への理解をさらに深めてもらう年にしたいと寄稿した団体理事長も


▼課題としては若手の担い手確保、後継者育成を挙げたトップが多い。従業員の高齢化が進む中、将来を考えると人材確保を積極的に進めることが何よりも重要と呼び掛けた会長もいる。そのため週休2日の定着、長時間労働の是正、有給休暇の着実な取得を訴える理事長も。昨年は新・担い手3法が成立した。本年は改正内容を具体化していく年にもなる


▼昨年のラグビーワールドカップで日本は「ONE TEAM(ワンチーム)」を合言葉に躍進し、流行語大賞にもなった。本年は建設業も「一体感」を持って国土の強靱化、社会インフラの整備に取り組みたい。(茨城・MK)


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