コラム

2020/02/14

正確な情報と業界のPR(埼玉・SW)

正確な情報と業界のPR


▼大宮国道事務所が昨年末、台風15号、19号の災害復旧活動感謝状授与式を開催、田中倫英所長が各企業に対し手渡した。田中所長は「台風19号は日本でも経験のない大雨で、暴風・豪雨の中でご活躍いただいた。紙1枚では表せないくらい感謝している。経験を次につなげるため反省し学んでいきたい」とあいさつ


▼授与式終了後、各企業から当時の活動状況が報告された。その後、事務所と各企業の意見交換が行われ、さまざまな声が上がった


▼「10月12日夕方に連絡が入ったが、作業内容が分からない中で6人で対応に向かった。現地に着いてから『規制車が足りない』と分かり、自社で対応した」「食事に困った。作業日数も分からなかった」「災害協定を各所と締結しており、今回のような広域な被害だと人が足りない」などの本音が漏れた


▼一方、事務所からは「長期戦になることが予想され、可能な限り人数を集めたが厳しい時間の制約があり交代人員がいなかった。そうなると、交代なしで昼夜やらざるを得なくなる」また「埼玉県の東部地区は河川が多く、整備が間に合っていない」と胸の内を吐露していた。さらに「いつ起きるか分からない災害に備えるため、今回の災害対応の課題を整理して、今一度体制を見直したい」と話した


▼新聞社にできることの一つとして、企業から上げられた「建設業を盛り上げるために、休日返上で復旧活動をしているというアピールをお願いしたい」がある。災害が起きないに越したことはないが、起きてしまった場合に正確な情報提供と建設業界のアピールに微力ながら貢献していきたい。(埼玉・SW)


厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら