コラム

2020/03/17

一日も早い終息を(新潟・SS)

一日も早い終息を


▼コロナウイルス感染拡大の影響でマスク不足が広がる中、トイレットペーパーやティッシュなど紙製品までもが店舗から消えてしまった。開店を迎える薬局の前にはそれらを買い求める長蛇の列。トイレットペーパーなどは97%が国産で混乱が続く中国からの輸入に頼っていないことから、いずれ品薄も解消されるはず


▼突然休校ですと言われて、わが家の子供たちは少しうれしそうにしていた。親としては毎日のお昼ご飯の準備や留守番をさせる心配も。けれど留守番ができない低学年を持つ家庭や、近隣に頼れる親族などがいない家庭はもっと大変


▼国土交通省も自治体などに感染予防対策の徹底や連絡体制の構築など建設現場での適切な対応を要請している。戸建て住宅では次世代住宅ポイント付与の条件となっている3月31日までの着工について、ウイルスの影響で着工が遅れる場合は6月30日まで認めることを決めた。また、災害などやむを得ない理由の事例の中に「新型コロナウイルス感染拡大による材料供給の遅延」を追加した


▼新型コロナウイルスの影響で中国工場の製造ラインが混乱していることから、戸建て住宅の現場ではシンク回りの製品など中国製の部品を使う設備・建材は納期の遅れが顕著化している。代替品に交換するにしても、既に着工してしまった現場では施主との交渉などさまざまな調整が必要となるだろう


▼花粉症の症状が出始める時期、暖冬のせいか例年よりも早く鼻がぐずぐずし始めた。花粉症の症状が本格化する前に店頭にマスクが並ぶことを願いつつ、新型コロナウイルスの一日も早い終息を願う。(新潟・SS)


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