コラム

2020/03/25

言葉の持つ力を大切に(茨城・TT)

言葉の持つ力を大切に


▼プロ野球のことはほとんど知識を持ち合わせてないが、ヤクルトスワローズの監督などを務めた故野村克也氏の数多くの名言は単にプロ野球の枠を超え、社会人として生きていく上で役に立つ。特に『心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる』は心に響く


▼意識が変わることで野球観が変わり、野球観が変われば、日頃の行いや野球に対する取り組み方が変わる。取り組み方が変われば、プレーの質が高まり評価も上がる。それが個人タイトルやチームの優勝につながり、結果としてその選手の運命と人生を変える


▼これは何もスポーツに限ったことではない。仕事や人間関係など日常生活は考えたとおりにいかないことの方が多い。一度した失敗を二度と繰り返さないように自己分析しているはずが同じ失敗を繰り返し、ついつい何かに責任転嫁してしまうこともある


▼人間は自分が持っているイメージに沿って、思考や行動を決めている傾向にあるという説もある。成功をイメージせず、他人に責任を転嫁する言い訳ばかりを並べる分析は、心も行動も何も変わらない。むしろマイナス面の方が多い


▼マザーテレサも思考や言葉、そして行動や習慣、性格が運命を決めると示唆する。言葉と思想は直結する。あらためて言葉の持つ力を感じるとともに、人それぞれ違う性格、能力を見極め的確にアドバイスする野村氏の人間力に感嘆する。アドバイスする側にはなれないが、前述の名言を忘れずに頑張りたい。(茨城・TT)


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