コラム

2020/04/28

駆け出しの営業ウーマン(茨城・YS)

駆け出しの営業ウーマン


▼「いらっしゃいませ」。よく立ち寄るコンビニエンスストアには感じの良い店長がいる。週末は家族で立ち寄ることも多い。以前、母が激辛のカップ焼きそばを購入しようとした際には、何とも言えない表情で「辛いですよ」と忠告してくれた。短い会計時間に笑いの花が咲く。お気に入りのジャスミン茶を手にしてレジに向かえば、いつもと変わらぬ対応に安心感を覚える


▼休日は真夜中に訪れることも多い。この時間帯は店長がいない代わりに中国人の店員がいる。日中はやっと春らしくなってきたが、さすがに夜中はまだ冷える。ホットドリンクで手を温めながら店内を歩いた


▼会計時、レジで待つ店員はほほ笑みながら「ヤパリ夜中は寒いデスネ」と片言の日本語で話し掛けてきた。深夜帯にもかかわらず疲れている様子を感じさせない対応だ。ちょっとした気遣いに心が温まり、購入した「あったか~い」お茶は何倍もおいしく感じた


▼客の目に入った瞬間、従業員はそのお店や企業の「顔」となる。ここでいかに良い印象を持ってもらえるかが接客業の重要なポイントだ。夜中の店員の対応は、このコンビニの評価をさらに向上させた


▼日頃は営業で外に出るため、企業の方と話をする機会が多い。前もっていくつか会話を下準備しておくが、いざとなると簡単には出てこない。これには多くの経験を積むことが必要だろう。突然の状況にもスムーズに対応できるよう、日々引き出しを増やしていこう。そして仕事の会話の合間に、気遣いができる人になろう。やがて知識も交えた上で、業界の「歩く広告塔」になれるように。(茨城・YS)


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