コラム

2020/06/24

行きそびれた散髪(山梨・SA)

行きそびれた散髪


▼新型コロナウイルス感染症の影響からか散髪の機会を逃してしまっている。いまだに髪は伸び放題となっており、ここ数年で最も髪の形がいびつで量が多くなっているのではと毎朝洗面台の鏡を見て感じる。携帯電話を使って通話する際も、耳にかかった髪をかき上げて行う必要も出てきた。風に舞って頬に当たる自身の髪にどこか無精さを感じる


▼長髪になると汗をかいて暑くなるこの時期は洗髪作業に苦労する。髪に付いたシャンプーを落とすのも短髪より少しばかり時間がかかる。襟足には複数のつむじが渦を巻いており、長くなると髪どうしが絡み、結び目ができることがある。髪をとかすための櫛さえも結び目のこぶが邪魔をして通らなくなり厄介だ


▼長くなる髪に困り果てる中、インターネットで思わぬ情報を目にした。「セルフカット」の記事だ。早速YouTubeの動画をのぞくと鏡を見ながら自らの指先や櫛を使って上手に短くさばく様子が。投稿者が持つ手先の器用さに感服した


▼動画を参考に、いざ鏡を前にまね事をして見たが、大失敗を恐れカミソリでわずかに前髪を切るのみにとどめた。改めて動画の視聴を再開しながら進めるも、ハサミを操る不器用さに諦めた。諦めはとても肝心だ


▼食料の買い出しでドラッグストアに出掛けると、同じく床屋さんに行きそびれたのか長髪の方を多く見かけるようになった。コロナウイルスの終息を待って床屋に出掛けたいところだが現状は難しいかと悩む日々。だが、手洗いやマスク装着など基本的な感染防止対策を心掛け、頭をサッパリと整える時期をうかがう今日このごろだ。(山梨・SA)

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