コラム

2020/08/27

憧れの車を想像しつつ(山梨・SA)

憧れの車を想像しつつ


▼先日、国道を車で移動中の信号待ちで年代が少し古めのパトカーと対面する形になり、その姿に一瞬目が留まった。どっしりとして高級感が漂う現代のパトカーに比べてやや細見な外観に、昔の車に見る格好の良さと、過去に憧れていた車の姿を思い出した


▼今の車市場を見ると、燃費が良くて専用設備から充電可能なエコカーが主流だろうか。万が一の衝突を防止する機能や自動運転などが導入された車もCMなどでよく目にする。家族が増えると内部がゆったりとした空間を持つ大型の車を所有する人も多く見かけるようになった


▼昭和の時代にはやった車を販売する、とある中古車店の動画をYouTubeで見つけた。実際に店員が気持ちよく一般道をドライブする様子を追った試乗や、車内のセールスポイントのほか、経年によって見られる劣化の状況なども正直に説明しており良心的に感じた。車好きにとっては購買意欲が湧く、見応えがある動画だった


▼その店の動画に自身が小学生の頃に憧れていた車が登場していた。大人になったらぜひとも乗りたいと思っていたが、実際大人になった頃には新車での販売はおろか、旧車扱いで改造なども施されていたりと現実的な問題を突き付けられて肩を落とした


▼今、乗っている車も購入してから10年以上が経過した。車を購入したディーラーからの新車案内のハガキが届く頻度も多くなってきた。運転を軽減する便利な機能が付いた車も良いが、昔からの憧れはやはり捨てきれないもの。見つけた動画を見ながら自身が運転していると想像しつつ、今日も日ごろの疲れを癒して眠るとしよう。(山梨・SA)

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