コラム

2020/09/02

思わず声が出てしまう(長野・RM)

思わず声が出てしまう


▼夜空を見上げて、思わず「すごい」と声が出た。先日、ペルセウス座流星群を見に美ヶ原高原まで行ってみた。標高が2000m近くあり、周りに外灯もなく、空の暗さが際立っており、星の一つ一つがキラキラと輝いて、見ている者を魅了する


▼そもそも流星群とは、特定の時期に多くの流星が見られる時期があり、1週間程度の期間にピークを迎え減少するという流星の活動のことを指す。その期間は一点を中心に四方八方に流れる流星の数が多く、その点がある星座の名前を用いて〇〇流星群というのだそうだ


▼しばらく夜空を眺めていると、周りから「あっ」という声が聞こえてきた。流れ星が見えたのだろうか。すぐに辺りを見渡したが流れ星はすでに消えていた。本当に一瞬で見えなくなってしまう。うらやましいと思いながら見上げると、すぐに流れ星が流れた。思わず「あっ」と声が漏れてしまった。星を見ていると「きれい」や「すごい」などの言葉が思わず出てしまう。流れ星を見つけると自分だけでなく、周りの人も同じように「あっ」「すごい」などと声を漏らす


▼人は普段見れないものを見た時、きれいな景色を見た時、初めて訪れた場所、本当にうれしいことが起こった時、新しい何かを見つけた時など、心が動いた時に思わず声が出てしまう。それは子どもに限らず、大人もそうではないだろうか


▼今回見た流星群だけでなく、これからもさまざまな場所を訪れ、いろいろなものに触れ、たくさんの体験を通じ、思わず声が出てしまうような素晴らしい経験を積み重ね、身も心もさらに成長していきたいと強く感じた。(長野・RM)


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