コラム

2020/10/01

自粛時も運動を忘れずに(山梨・SA)

自粛時も運動を忘れずに


▼仕事以外の日はなるべく外出を控える日々が続いている。感染拡大を防止するコロナ禍でのステイホームだ。その積み重ねのせいだろうか、時々頭がぼんやりしたり、少しの徒歩もきつく感じることがある。年のせいも少しあり得るが、どうやら体がなまってしまったようだ


▼先日、ラジコン草刈り機の研修会の取材で雨の中、朝から出掛けた。斜面をグイグイ登って繁茂する草をバリバリ刈り取るマシンとは対照的に、自身は少しの勾配を進むだけでも足に若干の重みが残った。一般紙の記者や大きなカメラを担ぐ取材班にも遅れをとり、情けなく感じた。家での自粛期間は気力や体力を低下させる強力な敵であることに気付いた


▼ことしの夏も本当に暑かった。猛暑と言えるほどの暑さが何日も続くと家の中だけでは体をなかなか動かす機会もない。いつの間にか動かないのが当たり前と体が覚えてしまうほど運動とは疎遠になった


▼前述した頭のぼんやり感は自身の血行が悪い要因だと自覚。解消させるべく、車の窓ガラスを拭くように両腕を何度も大きく回してみた。肩からはパキパキと嫌な音がするも血の巡りが解消できそうで少し具合が良くなった。これは良いと調子に乗って回数やスピードを上げたところ、手をドアノブに思いきり強打。出血。物事には限度が必要なんだと体で学んだ


▼コンビニエンスストアの本棚には「免疫力アップ」の見出しの本が並ぶ。この時代、大変魅力的な言葉だ。このような時勢となるとどこか気持ちが卑屈になりがちだが、ドアにぶつけた手の痛みと運動を忘れずに前向きな気持ちで日々を過ごしたいものだ。(山梨・SA)

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