コラム

2020/10/21

自信を持つということは(茨城・TT)

自信を持つということは


▼ご存じの方も多いかと思うが、女優・タレントの黒柳徹子さんの自伝的物語『窓ぎわのトットちゃん』(講談社刊)が1981年に出版され、大ブームを巻き起こした。国内では単行本と文庫本を合わせて発行部数は累計800万部に達している。最初に入学した小学校で集団行動になじめなかったトットちゃんこと、黒柳さんが次に入学した「トモエ学園」での学校生活をつづったもの


▼後に黒柳さんは、ここで出会った校長先生に「君は、ほんとうはいい子なんだよ」と言われ続けたことが支えになり、他人と比べコンプレックスにとらわれることなく、自分らしく生きることへの自信につながったと振り返っている


▼自信は、仕事の成果や人生の成功を左右する要素の一つになる。自分がどうなりたいのか、何をすれば良いのか、他人ではなく常に自分に意識を集中させて、その時に自分のやれることをやる


▼茨城県内でも国土交通省が推進するi-Constructionに対応した新しい技術を活用したICT施工が広がり始め、これに伴い技術講習会が盛んに実施されている。最近担当地区で開催された講習会を取材する機会があった。これからの建設産業は3次元データを取り扱う技術が必須となることから、受講者はみな真剣な表情で座学と実地研修に臨んでいた。参加者の1人は「学ぶことと実際の現場で活用し経験を積むことが自信につながる」と話す


▼「自己肯定」というキーワードを最近よく耳にする。根拠のない自信は必要ないが、何事も悲観的に考えず、真摯(しんし)に向き合い、自分に自信を持って日々の取材活動に取り組んでいきたい。(茨城・TT)


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