コラム

2020/10/22

オンラインで変わる距離感(新潟・HT)

オンラインで変わる距離感


▼先日、仕事の関係で県外を転々としている知人と久々に会った。以前に話をしたときには福井県で仕事をしていると聞いたが、現在は宮城県で働いているらしい。これまでなら定期的に帰れていたが新型コロナウイルス感染症の影響で、しばらく帰省を控えていたそうだ。今回は、たまたま地元に帰ってきたが、しばらくしたら、また別の県に行くという


▼常に転々とする県外での仕事に大変ではないかと聞いたところ「慣れてしまえば、それが当たり前」と答えた。とはいっても久しぶりの帰省で家族に愛想を尽かされていなかったか心配したが、最近ではテレビ電話を使って連絡をとっており「いまでは日本中どこに居ても同じ」とし「自分にとって日本地図は、前よりも大きくない」と語った


▼先日、オンライン形式で行われた就職説明会を取材した。パソコンの画面を前に見えない相手に対しても自社をPR。オンラインでの説明会は初めてという採用担当者は「どこまで伝わったのか分からない」と不安を口にしたが、実際に会社の説明を受けた視聴者数は、従来のブースを設けた説明会の来場者数よりも多かったそうだ


▼オンラインでの説明会は、3密を回避するためだけではなく、参加者にとっては場所や服装を気にすることなく、気軽に参加できるメリットがある。オンライン、リモート技術の普及で、その場に居なくても用事が足りてしまうこともある。さらに電話やメール以上のコミュニケーションを図ることもできる


▼確かに場所という制約が無くなれば、これまでとは日本地図の大きさは違って見えてくるのかもしれない。(新潟・HT)


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