コラム

2020/11/20

時代は進んでいく(埼玉・YH)

時代は進んでいく


▼電気自動車が最初に発売されてから約130年がたつ。当初はガソリンエンジン車よりも速く走行できる乗り物として期待されていた。しかし航続距離の問題などから長らく内燃機関の車が一般化している


▼やっとこの10年くらいで日本やアメリカのメーカーが電気自動車をなんとか実用レベルで使用できるところまで持って来た。静かで、信号待ちからの加速もガソリンエンジン車とは比較にならないほど速い。特にドイツのメーカーがガソリンエンジン車はこれ以上、新開発せず数年のうちに電気自動車へシフトするなどの動きがみられる


▼さらに自動運転の車も各社が躍起になって開発している。レベル1~5までの5段階があり、レベル5は完全に人が介入せず完全な自動運転となる。そんな中、ホンダがレベル3(渋滞時に一定条件下で自動で動く)の車を発売するという。時代は加速中のようだ。日常生活にはどう影響するだろうか


▼特に車移動が必要な地域に住む高齢者には好きな時に移動可能なため、画期的なものとなるだろう。例えばビジネスマンも運転の必要性がないから、車内でちょっとした仕事ができる。休憩も取れるようになるかもしれない。とはいえ電気自動車も自動運転もまだまだ発展途上だ。正直、個人的には魅力を感じない部分もあるがそれはまた別の話


▼とはいえ弊害があるとも感じる。電気自動車の充電ステーションは場所の問題などで整備が大変であろうし、自動運転も環境整備や安全対策について議論の余地がある。車好きとしては運転の楽しさがなくなるかもしれないが、時代の移り変わりは見てみたい。(埼玉・YH)

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