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遠隔臨場から見える未来(東京・KK)
2020/12/26
遠隔臨場から見える未来
▼全国の小学生を対象に国土交通省が開催した本年度の「国土と交通に関する図画コンクール」の審査結果が発表され、最優秀賞の国土交通大臣賞には1年生から6年生まで各学年で1点が選ばれた。身近にある「こくどこうつう」を見つけて描くことがテーマになる中、驚いたのは5年生の作品で、題名は「遠隔臨場」。直轄工事の現場を中心にコロナ禍で急速に導入が進んだ新技術だ
▼小学5年生が遠隔臨場という言葉を知っている事実もさることながら、目の付け所が面白い。大きなモニターにはタブレットを片手に画像を撮影する作業員の姿や重機を使った工事の様子が映し出されている。それを発注者が事務所に居ながら確認する状況がよく描けている
▼講評では構図の工夫に加えて、作品から「その場の緊張感と人々の仕事への情熱が伝わってくる」と高く評価された。ちなみに登場人物は全てマスクをしており、まさに現場の今を切り取った記録といえる
▼国交省では本年度、遠隔臨場による監督・検査を100件程度で試行する方針だったが、10月の時点で試行予定が約560件に達するなど想定外の速さで導入が進んだ。思わぬ形で脚光を浴びることになったものの、それだけ必要性があり、受発注者双方にとって有効であることを証明した
▼さて本年のコラムはこれが最後となります。日々のご愛顧にあらためて感謝申し上げます。2021年はデジタル化がさらに進むことは確実で、その波は建設業界にも押し寄せることでしょう。新たな年には遠隔臨場以上に小学生の興味を引きつけるような魅力的な現場の登場を願ってやみません。(東京・KK)