コラム

2020/12/01

ストレスがだめにする(新潟・TH)

ストレスがだめにする


▼先日訪れた飲食店での友人と食事は、まるで刑事ドラマでよく見る刑務所の面会のようだった。新型コロナウイルス感染防止対策用のアクリル板がテーブルの真ん中にドーンと置かれていたからで、感染防止対策がしっかりされている証拠だ


▼ただアクリル板越しの会話は味気ない気がした。特に女性はおしゃべりが好きな生き物。女友達同士で集まり、たわいもないことを話すのがストレス発散につながっている


▼このほど「ストレスオフ県ランキング2020」が発表された。男性版では青森県、女性版では鳥取県が第1位に。要因として青森の男性は「自粛期間後の勤務形態」「職場や自宅の協力体制」への不満が少ない傾向にあること。一方の鳥取女性は「現在の健康状態」への不満が最も少ないことやプライベートの満足度が高いことなどが挙げられている


▼鳥取県はストレスオフを推進し「豊かな自然」や「人と人との絆」を生かした、女性のストレスオフにつながる事業を支援するなどさまざまな取り組みを行い、女性にとって暮らしやすい環境の維持に努めている。ランキング1位になるわけである。こういった取り組みの成功例が全国各地で広がっていけば、国が進める女性活躍推進につながるのではないだろうか


▼ストレスを甘くみてはいけない。歌手の森高千里さんの曲「ザ・ストレス」という歌詞にこんな一節がある。「ストレスが地球をだめにする~、ストレスが女をだめにする~、ストレスがやる気をだめにする~」。ウィズコロナの時代。まさにこの歌そのものである。ストレス解消法が今の時代の鍵を握っているのかもしれない。(新潟・TH)


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