コラム

2020/12/19

漢文を学ぶ意味(山梨・TN)

漢文を学ぶ意味


▼昔から強く疑問を抱いていたわけではないが「漢文を学ぶ意味は何だろう」とあらためて思った。普通に考えると日本では漢字は使うものの漢文は中国語。しかもかなり昔の言葉だ。日本でいう古文に当たる。学校では何となく勉強させられていたが「なぜ学ぶ」とやはり考えてしまう


▼ヤフーの知恵袋Q&Aで、漢文を学ぶ意味について検索してみると、さまざまな回答が寄せられている。中でも気になったのは「昔の思想について学ぶことは重要だが、漢文を原文で学ぶ必要は無いという議論はある」との回答。「そうだよなぁ~」と賛同した。文部科学省の学習指導要領についても書かれていたが、そこまでの疑問は無かったので今回は読み流す程度にしておいた


▼また他の回答では「イギリスでは日本人が漢文を学ぶようにラテン語を学ぶ」と書いてあった。理由はイギリスにおいて外国語であるフランス語は、イタリア語やスペイン語と並んでラテン語が先祖であるとのこと。真偽のほどは定かではないが、母国語に近い言語などを学ぶことは外国でも少なくはないと思う


▼あらためて漢文について自分なりに調べてみると「矛盾」や「蛇足」「五十歩百歩」などの故事成語が登場し、全て昔の中国の漢文が由来となっている。日本人には、かなりなじみがあり普通に使っている。当たり前かもしれないが、その語源を知ることは面白く意義があるのかもしれない


▼そう考えると漢文はこれだけ身近な言葉。日本語である古文の存在価値が薄れてしまうように見えてくる。しかし日本文化を誇らしく思いたいので、次は日本の古文について調べたい。(山梨・TN)


厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら