コラム

2021/05/18

映画鑑賞のはずが(東京・CK)

映画鑑賞のはずが


▼ステイホームというわけではないが、ゴールデンウィークは家で映画でも見ながらゆっくりしようと決めた。そこで、せっかくならば大きな画面で大迫力の中、映画を見るのが楽しいだろうということで、安めのプロジェクターを購入した


▼わが家のリビングは吹き抜けになっている。この吹き抜け部分から1階へ白い布のようなものをぶら下げれば、大きなスクリーンになる。そこで、2階部分からキャンプ用のタープを垂らしてそこにプロジェクターの映像を映写して楽しむことに


▼実際にタープに映し出された大きな映像は、確かに迫力はあった。しかし、何かが物足りないのである。やはりプロジェクター用のスクリーンが良いのではということで、ロール式のスクリーンを購入。さらには、暗幕とカーテンレールを購入して設置したり、スマート家電を導入したりと結局は映画を楽しむ時間は限られたほどだった


▼何か行動する時には、必ず目的や目標がある。その目的や目標、いわゆる結果に対してどうアプローチをしていくのかを考えるのが過程だと言える。そして陥りやすいのが、過程を考えているうちにゴールとなる目的や目標がすり替わってしまうことだ。これにより、本来の目的や目標とは違った形の結果を導き出してしまうことも少なくないのである


▼今回はゴールデンウィーク中に映画を見るという目的が、快適な環境づくりにすり替わっていた。行動を先にするか計画を入念にするか。どちらが正しくどちらが過ちということではない。その行動を行うための目的が何かということを見誤らないことが、重要なのだと思う。(東京・CK)


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