コラム

2021/07/07

庭木の剪定(せんてい)に思う(埼玉・HS)

庭木の剪定(せんてい)に思う


▼今年も庭木のノウゼンカズラがつるを伸ばし、2階のベランダに届く勢いだ。春先の剪定をサボったのでモミジ、キンモクセイなども含めて伸び放題の状態になっている。庭木剪定と草むしりをお願いしているシルバー人材センターも順番待ちで、来るのはまだ先になる


▼地球温暖化の影響が庭木の成長にも及んでいるようで、玄関の横には草ではなく『木』が生え、みるみるうちに腰の高さになった。さらに、カースペースのコンクリートの割れ目から別の『木』が生えてきた。このままだと、わが家は「草と木で被い尽くされてしまうのでは…」と考える


▼コロナ禍で外出の機会が減り、自力で剪定できると思っていたが現実は厳しかった。あっという間に春が過ぎ、気が付いたら蒸し暑い季節になっていた。梅雨前線による雨はこれから本格化すると思うが災害級の大雨が降らないのを祈るばかりだ


▼荒川上流河川事務所が「入間川流域令和元年東日本台風の記録」というホームページを公開、冊子も作成した。災害発生時に活動が注目されるのは自衛隊、消防、警察などで、建設会社はあまり目立たない。2019年の台風19号では入間川流域の越辺(おっぺ)川、都幾(とき)川で5カ所の堤防が決壊。緊急復旧工事に地元建設会社は24時間体制で取り組み、1カ月以内に完成させた。決して忘れてはいけない


▼新型コロナもある意味で自然災害と言える。もしかして地球温暖化が新型コロナのウイルスを発生させたのかもしれない。朝、家を出て振り返るとノウゼンカズラのつるが2階のベランダに届いていた。庭木の成長を抑える「ワクチン」はないのだろうか。(埼玉・HS)


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