コラム

2021/07/13

梅雨時期の癒され方(長野・TT)

梅雨時期の癒され方


▼アジサイが見ごろを迎えスーパーの店頭に青梅が並び始めると、毎年梅雨入りの季節だと感じる。アジサイの名前の由来は「藍色が集まったもの」を意味し、これが訛り今の発音になったと言われている。色が徐々に変化することから七変化とも呼ばれ、花言葉は「謙虚」「移り気」「浮気性」「無情」だとか


▼花を飾っている家は部屋がきれいに片付いているところが多い。と何かのテレビ番組で見て思い立ち、花を飾る習慣を数年前から取り入れてみた。雑然とした場所では花が映えないと、テーブルの上を片付けてみた。2日に1回程度だった花瓶の水替えも毎日するようになり、格段に花が長持ちする。これに気を良くして最近、殺風景なベランダで野菜や花を育て始めた


▼あまり知識もなく始めたころは、切り花の印象から状況を考えず水を与えすぎて根腐れさせてしまったこともある。花に限らず成長するものは気になって仕方がない。必要以上に手を加え過ぎて枯らしてしまう。これは少しお節介というものか


▼種が入っていた袋の裏側の説明書きには、ベランダに植えた植物が花を咲かせるのは来年の今頃だと書かれている。今は早起きして世話をしながら双葉の成長を見守る毎日。花を咲かせた時に映えるよう、ベランダの掃除もまめにするようになった


▼梅雨の季節は、どんよりした天気と蒸し暑い日が続く。知らないうちに体や心の疲れもたまりがち。奇麗やかわいいものには自然と目がいくものだ。雨に濡れた双葉を見ていると心が和む。コロナ禍だからこそ、花の持つ自然のエネルギーで癒しを深めたい。(長野・TT)


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