コラム

2021/07/22

ゴールをねらえ!(新潟・KW)

ゴールをねらえ!


▼2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標SDGsは、17の大きなゴールと、それを達成するための169のターゲットで構成される。9番目の目標(ゴール9)は「産業と技術革新の基盤をつくろう」。その最初のターゲットは経済の発展と福祉支援へ向けた地域インフラの整備だ


▼17あるゴールに向けた各取り組みについて積極的に研究を進める大学がハブ大学として国際連合から任命される。ゴール1つに対し、1カ国から1大学が選ばれる。ゴール9のハブ大学こそ新潟県長岡市にある長岡技術科学大学、18年から続いて2期連続で任命された


▼メジャーリーガーとなった大谷翔平選手の活躍もそうだが、自国の活躍は素直に喜べることなので大変にうれしい


▼国が新たに試算した再生可能エネルギー発電のコスト調査で、30年には太陽光発電が再エネ活用発電の中で最も有力とされている。一方で日照時間の問題や安定した電力供給を図る仕組みづくりなど課題も多い。同大学は国や自治体、地域の建設業者とともに地中熱で積雪を防ぐ雪害対策や温泉熱を活用した融雪方法の研究などを進め、地元にも大きく貢献している。今後は太陽光発電施設の技術開発にも一層注目していきたい


▼仕事をする上でもゴール、ターゲットの設定は重要だ。大谷選手が高校時代に作成したという目標達成へ向けたマインドマップも構成はほぼ同じ。一つ一つのターゲットに対して取り組みを徹底し「継続」することが何よりも大切だ。その中で経験したことが目標達成につながる。大谷選手から学んだことを最大限に生かし、ゴールを決めたい。(新潟・KW)


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