コラム

2021/08/24

ハッブルと人工衛星(山梨・TN)

ハッブルと人工衛星


▼最近、ハッブル宇宙望遠鏡が復活したというニュースをインターネット上で見かけた。故障していたとのことだ。この望遠鏡は1990年に打ち上げられてから30年以上経っている。設計寿命が15年ということなので、長持ちはしているのであろう


▼ハッブル望遠鏡といえば、撮影した宇宙の写真が公開された当時、星や銀河などの鮮明さに圧倒されたことを、よく覚えている。また、画像以外にも銀河系を取り巻くダークマターや銀河系の中心にあるブラックホールの存在も裏付けるなど、多くの功績も残しているという


▼さて、宇宙に関するロマンチックな話題はさておき、日常生活で宇宙と言えば、スマートフォンやカーナビゲーションが関係している。なぜなら、これらは人工衛星を使っていることを、聞いたことがある人は少なくないはず


▼建設関係で宇宙といえば、最近では宇宙開発。しかし、まだ気が早いので宇宙開発とまではいかなくとも、天体までの距離を測定するには、現在使われているかどうかは不明だが、三角測量が基本とのこと。人工衛星からの情報は、地上での測量やICT施工でも使っており、今後、さらに建設と関わってくるに違いない


▼話は戻り、ハッブル望遠鏡は壮大な宇宙の姿を映し出しているが、地上からの距離は550㎞程度。月までの距離約38万㎞に比べれば、非常に近い場所を回っていることが分かる。スマホなどで使われている人工衛星は高度約2万㎞。スマホで宇宙を感じることは無いが、地球からの距離で比較すると、ハッブル望遠鏡よりはるかに高い位置にいることが面白いと感じた。(山梨・TN)


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