コラム

2021/11/18

意識的にアップデート(埼玉・YH)

意識的にアップデート


▼大学入学時に購入したテレビの機能の一部がついに壊れてしまった。録画ができなくなったのだ。ハードディスクに残すタイプではなく、昔のテレビデオのようにブルーレイディスクを入れ替えることで録画ができるものだった。ただ、テレビは普通に見られるため、レコーダーのみの購入で済みそうだ


▼そこで、壊れた最初の週末、家電量販店へ。事前に価格や機能は調べておいた。とはいえ売り場に行くと、さまざまなメーカーのものが置いてあり目移りする。その中から2番組同時録画可能なレコーダーを購入した。帰宅後、配線や設定を済ませ、録画を試してみた。同時録画などすでに確立されたものだが、本当に録画できたことに感動した


▼次に壊れるのはテレビ本体だろうか。今やテレビではユーチューブなどの動画配信サービスがリモコンのボタン一つで視聴できる時代。11年前のテレビでは考えられないことだ。今年は家電へ大きな出費を行った。レコーダー、パソコン、プリンター、タブレット端末など。大いに出費したが無駄なく使いこなせているだろうか


▼昔のように買って終わりではなくなっている。より良い機能を付加しようと、メーカーは機械やソフトのアップデート(更新)を促す。使用している人間も、脳内をアップデートして意識して追いつく必要がある


▼公共施設も建設して終わりではない時代のようだ。SDGs(持続可能な開発目標)なる指標や脱炭素化という環境負荷など、多様な制約の中で思考を巡らせなければならない。どれだけの人が意識しているだろうか。個人的には難儀な時代だと思う。(埼玉・YH)

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