コラム

2021/11/26

いろんなキャラが踊れば(山梨・OS)

いろんなキャラが踊れば


▼「あの人形面白い。かわいい」。知人が指差した先には、酔っ払いのおじさんの人形。頭にネクタイを巻き一升瓶を抱えている。確かに、その陽気さに思わずクスッとしてしまう。ここは山梨県内の幹線道路。多くの車が行き交う場所で、その人形は建機レンタルの会社の敷地にあった


▼人形は飲み過ぎ注意を呼び掛けるものだろうか。見ていて楽しく、あれば場が和む。キャラクターといえばイメージアップに使われることも多い。地域振興にと「ゆるキャラ」を作成する自治体も増えた。市非公認ではあるが千葉県船橋市のふなっしーは全国区だ


▼建設業にも各地にゆるキャラがいる。群馬県のぐんケンくん、東京都のしっくい丸、神奈川県の横浜ケンジロー、千葉県の智将ドボくん、高知県のまもるくんなど。ぐんケンくんには実際に会ったことがある。建機のような角張った形の犬のキャラクター。正直かわいさは、いまひとつだが、子どもたちには大人気だった


▼あらゆる現場にキャラクターがいたらどうだろう。以前、群馬県の富岡バイパスの現場で、キャラクターではないが、キリンがいるのを見たことがある。ショベルカーのアーム部分をキリンの首に見立て、キリン柄を描いたものだ。厳しい目を向けられがちな工事現場。一般の人を楽しい気分にさせ、現場も和む素晴らしいアイデアだと感じた


▼メジャーなアニメのキャラクターが活用できたら、さらに広がるだろう。「鬼滅の刃」「呪術廻戦」など。人気アニメのキャラクターを建機などに描き、あちこちの現場で活躍する。SNSで拡散され、注目を集めるはずだ。(山梨・OS)

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