厚労省新潟労働局 一致団結して労災防止を 公開安全パトロール実施  厚生労働省新潟労働局(吉野彰一局長)は全国安全週間(7月1日〜7日)の最終日となる7日に、吉野局長による公開安全パトロールを三条市内で進められている県央基幹病院の建築工事の現場で実施した。  当日は、現場事務所で労働局から今回の趣旨、現場の担当者から工事の概要や進捗状況についての報告。また現場では突風や暴風が多いことから風散防止、足場の倒壊防止に努めていることや高速道路が近くにあるため重機の転倒防止、迂回(うかい)方向の制限に留意し、作業を行っているなどの具体的な安全対策について説明が行われた。  現場で吉野局長は「この現場は県央基幹病院ということで県民の方々の期待も高い。本日のパトロールを契機とし、皆さんが一致団結して労働災害防止に取り組んでいただき、無事故でこの工事を完工することを期待している」と作業員を激励。  その後、施工を担当する清水建設・新発田建設・栗田工務店JVの井関貴吉建設所長や堀川勲現場代理人とともに、熱中症、コロナ対策として設けている検温ブースや足場などを見て回った。  パトロールを終えた吉野局長は「墜落、転落災害、熱中症対策など、いろいろな所で工夫がみられ、労働災害防止に対する取り組みがしっかり行われていると感じた」と総括。井関所長は「リスク低減、安全意識の向上を図りながら、現場が一致団結をして最後まで無事故、無災害で工事を完了させたい」と一層の安全を誓った。  労働局のパトロールは、労働災害防止活動の推進を図り、安全に対する意識の高揚と職場の安全活動のより一層の向上に取り組むことを目的に実施。ことしで95回目となる。 【写真=現場で説明を受ける吉野局長(中央)】