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茨城県石岡市

総合保健C用地取得へ/10月めどに外構等設計発注

2025/09/05 日本工業経済新聞(茨城版)

 (仮称)総合保健センター整備事業を進める石岡市は、10月をめどに外構等設計を委託する見通し。9月市議会定例会の追加議案として、用地取得に係る議案を上程。用地取得契約の締結後、速やかに一般競争入札を公告し、1年程度の履行期間でまとめる。センター本体の基本・実施設計についても年度内に取り掛かりたい考え。施設は平屋建て、床面積2400㎡程度で計画している。

 今回取得する土地が、大砂10528番3の一部、外4筆。ふれあいの里ひまわりの館(大砂10527-6)北側の市街化調整区域に位置し、建ぺい率60%、容積率200%となっている。総合保健センター用地(約8500㎡)とアクセス道路用地をあわせて取得する。地積が8918・53㎡、取得金額については2140万4472円。

 議会の議決を経て本契約を締結し、基本・実施設計に先んじて外構等設計業務を委託する。履行期間は約1年を見込む。先行して造成や排水等の設計をまとめ、アクセス道路についても一体的に検討を進めていく。八郷地区からのアクセス道路となる市道A2081号線外では、L300mで視距改良を行う計画。本年度は当該路線の道路設計を元和設計(石岡市)が担当している。

 以降は外構等設計の進捗を見つつ、年度内に本体工事に係る基本・実施設計業務を委託したい考え。並行して外構および本体の設計を進めていく計画。当初予算には基本設計費1762万2000円、実施設計費9230万6000円を盛り込んでいる。

 同センターの建物については平屋建て、床面積2400㎡規模で計画。導入機能として▽健康づくり支援機能(健診ホール、健診室、計測室、問診室、保健指導室、相談室、調理室、栄養指導室、消毒室・ランドリーなど)=740㎡▽子育て支援機能(妊産婦相談室、児童発育・発達相談室、家庭相談室、救護室など)=220㎡▽事務室ほか(事務室、会議室、更衣室)=780㎡▽共有部分(エントランス、廊下、トイレなど)=660㎡-を想定。 

 本整備は、老朽化した石岡保健センター(杉並2-1-1)と八郷保健センター(柿岡2750)を統合し、設備面・機能面の強化を図るもの。用途廃止後の既存施設については、石岡保健センターは解体し、跡地利用に向けて借地契約の取り扱いを含めた検討を進めていく。八郷保健センターについては、民間などへ敷地・建物を一体的に譲渡する方針だ。

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