境町は4日、2025年度一般会計補正予算案(第5号)を町議会に提案した。(仮称)境町新産業創出拠点施設整備事業に3カ年継続費14億5782万8000円を設定した。(仮称)さかい食と和の拠点整備事業には、2カ年継続費5億9994万円、(仮称)さかいグリーンスムージー開発拠点施設整備費には2カ年継続費5億4924万2000円を充てる。そのほか、ICT機器設置工事や防犯カメラ設置工事費などを盛り込んだ。
(仮称)境町新産業創出拠点施設整備事業に3カ年継続費14億5782万8000円を設定。年割額が25年度が1億2100万円、26年度が9億7331万2000円、27年度には3億6351万6000円を充てる。第2世代交付金を活用し新産業創出拠点の整備を進めていく。25年度は、実施設計業務委託費に2200万円、施設整備工事費として9900万円を充てている。
(仮称)さかいと和の拠点整備事業では、2カ年継続費5億9994万円を設定した。年割額は、25年度に1100万円を充てる。26年度には5億8894万円。こちらについても第2世代交付金を活用する。25年度は実施設計に着手予定で、実施設計業務委託費に1100万円を計上している。本体工事などは26年度を見込む。
(仮称)さかいグリーンスムージー開発拠点施設整備事業には、2カ年継続費5億4924万2000円を充てる。年割額は、25年度に2475万円、26年度に5億2449万2000円。第2世代交付金を活用し予算を計上。25年度は実施設計に取り掛かるとし、実施設計業務委託費に2475万円を充てた。本体工事は26年度の実施を予定する。
そのほか、公私連携型保育所国際デジタル推進事業費として2919万4000円を予算化。ICT機器設置工事を実施する。同工事は、公私連携型の保育園3園に計16台の電子黒板を設置するもの。それぞれ、あおぞら保育園に6台、ひまわり保育園、コビープリスクールさかいに5台ずつの設置を見込む。境町が推進する英語教育の一環として活用される。入札方法については一般競争入札で、10~11月ごろの発注を予定。年度内の工事完了を目指す。
また、小学校施設維持管理事業に1454万6000円、中学校施設維持管理事業に588万5000円をそれぞれ計上。町内の小中学校の校庭や体育館に防犯カメラを増設するほか、5月の点検で不良とされた消防設備の改修を実施する。入札方法や工期などについては現在調整中としているが、補正予算の議決後速やかに発注し、年度内には工事を完了させたい考えだ。
土木関連では、道路維持補修工事に2300万円、修繕工事に1200万円、改良舗装工事に600万円を充て、道路の整備を引き続き進めていく。
今回の補正により、一般会計に48億105万2000円を追加し、総額は214億5222万5000円となる。