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長野県駒ヶ根市

JV可、都市計画登録必要/竜東拠点施設の基本設計プロポ/10月30日にプレゼン

2025/09/12 長野建設新聞

 駒ヶ根市は9日、中沢新宮川岸地区に計画する竜東振興拠点施設の基本設計業務委託について、公募型プロポーザルの手続きを開始した。参加形態は単体または2者JV。参加表明書の提出期限は9月30日で、プレゼンテーションは10月30日に行う。業務限度額は2499万2000円(税込)。基本計画で示した施設面積は1086㎡、事業費は11億4103万円。着工は2028年度を予定している。

 同地区ではリニア工事発生土を活用したほ場整備が進行中。この土地改良事業区域内の一部に非農用地を確保し、農産物直売所や農産物加工施設など農業振興施設を中心とした拠点施設を整備する。

 主な参加要件は、単体の場合、県内に本店または委任先を有し、一級建築士事務所登録および建設コンサルタント登録(都市計画及び地方計画部門)を受け、市の建設コンサルタント等入札参加資格者名簿で「建築一般」および「建設コンサルタント(都市計画)」に登録されていること。JVの場合は構成員の全てが県内に本店または委任先を有し、一級建築士事務所登録および建設コンサルタント登録(都市計画及び地方計画部門)を受け、資格者名簿で「建築一般」または「建設コンサルタント(都市計画)」に登録されていること。

 審査は2段階。書類による1次審査で技術提案書を求める者を選定する。技術提案書の提出期間は10月2~24日で、10月30日に2次審査としてプレゼンテーションを実施し受注候補者を決める。

 基本計画で示した施設面積1086㎡の内訳は、農産物直売所721㎡、加工所96㎡、飲食スペース135㎡、トイレ・授乳室66㎡、施設管理スペース68㎡。このほか駐車場、多目的広場、防災倉庫等といった付帯機能の用地が8114㎡。概算費用11億4103万円の内訳は、建築工事費7億7000万円、土木工事費2億6730万円、調査設計費1億373万円(いずれも税込)。

 基本設計業務の履行期限は27年2月19日。その後は27年度に実施設計、28年度に施設整備を行い、29年度のオープンを目指す。

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