2005/08/11
東京都前田下水道局長
下水は99%地味な仕事
前田正博・東京都下水道局長
「いろいろな局と連携を取りたい」と語るのは、7月から東京都下水道局長に就任した前田正博さ
ん。「下水道事業は、99%が地味な仕事。設置から維持管理まで、責任は重い。いかに効率的な仕事
をするかが重要」と、明確な取り組み姿勢を打ち出している。
18年度予算については「大変厳しい状況」となりそうだが、「あらゆる機会に下水道の意味をPR
していきたい」と、整備促進への気持ちは強い。 局の職員に対しては、「下水道は誇りに思える仕
事だということを自覚して、例えどんなに辛いことを言われたとしても、喜んで仕事をしてほしい。
それと、積極的に提案して、楽しく仕事をしてほしいですね」。
「先人が苦労して下水道を拡張してくれた」ことへの感謝の気持ちを言葉にし、「切迫感のある話
をしたい。老朽化対策の必要性も、もっと訴えていきたい」と、熱く語る。「古いものを修理してい
く一方で、長寿命化を図りたい」。
趣味はジャズ鑑賞。野球は、ジャイアンツ一筋だ。近年の成績について嘆くものの、「だめだから
といって、すぐ見捨てることはできない」と話す表情は、柔和だった。