2005/08/16
東京都依田都市整備局技監
建設局のノウハウを
依田俊治・東京都都市整備局技監
7月から東京都都市整備局技監に就任した依田俊治さんは、「東京都に入って30数年経ちますが、
ほとんど建設局で過ごしたため、初めてほかの局にきたという感じがします」と新鮮な気持ちで仕事
に取り組んでいる。
「同じ土木なので違和感はない。建設局の技術ノウハウを生かしたい」と、抱負は前向きだ。自身
の役割についても「局長を技術サイドから補佐し、都市整備局全体が一つになって仕事できるように
すること」と明確な考え。
一番印象に残っている仕事は、区画整理部計画課長時代に携わった、足立区六町の土地区画整理事
業。つくばエクスプレスに関連したまちづくりだ。
「住民の方々と、連日夜11時過ぎまで話し合い、合意形成しました。やり取りをテープに録音して
、私の子供にも聞かせましたよ。その地域の方々とは、今でも繋がりがあります。区画整理や再開発
は、10年20年とかかる事業。地域の方々と、本当に誠実に付き合うことが必要です」と、真剣な眼差
し。
趣味は家庭菜園。「今は、きゅうり、トマト、とうもろこし、茄子など」と、満面の笑みを見せた
。