2005/08/22
国交省佐藤事務次官就任会見
メリハリのついた施策を
佐藤信秋事務次官が会見
国土交通省
15日付で国土交通省の事務次官に就任した佐藤信秋氏は、19日に同省内で記者会見を開いた。「事
業やプロジェクトにおける選択と集中は進んでいる。これからは、メリハリのついた施策を実施して
いく」と抱負を語った。また「構想段階から情報を開示し、国民の皆様と対話しながら施策を展開し
ていきたい」と、開かれた行政への、強い姿勢を示した。
マイナス3%シーリングを課せられた18年度予算については、「防災などの重点課題に加え、さま
ざまな分野の政策課題に応えていく概算要求にしたい。今、各局で最後に詰めに入っている」と話し
ている。
入札契約制度に関しては、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」(公共工事品確法)の基本
方針が「8月中に閣議決定する方向で詰めている」段階であることを明らかにした。さらに、7月末
にまとめた談合防止策について「すぐに実行する」と言明。防止策の柱となっている一般競争入札の
拡大については、「(防止策に示されていない)2億円未満の案件でも、可能なものは実行していく
。そのために、事務処理能力を高めていく必要がある」との認識を示した。