2005/08/30
東京都谷川財務局長
都政全体のあるべき姿を
谷川健次財務局長インタビュー
東京都
7月16日付で東京都財務局長に就任した谷川健次氏は、「予算・契約・財産管理・庁舎保全と、財
務局の仕事はすべて他局と関連している。コミュニケーションを図り、都政全体のあるべき姿という
視点が、とても大切です」と抱負を語る。
ゼロシーリングを打ち出した18年度予算編成については、「財政体力の強化という観点が必要。職
員の知恵でどうやってメリハリをつけるか、そこに尽きる。これから、各局といろいろな話をしてい
きます」と、作業の本格化に向け積極的な姿勢だ。「都民からすると局というのは関係なく、東京都
が何をやってくれるのかという視点ですから」。
社会資本整備には「東京に活力がなくてはいけないと思っています。その意味で、ウエートは高い
と考えている。インフラ更新期を迎えており、財政的に厳しいながらも重視していかなければ」との
認識を示した。
橋梁談合問題により社会的に注目の集まっている入札契約制度に関しては、「契約というのは、公
正な競争を前提にしています。談合に手をこまねいているわけにはいきませんので、(改善は)契約
セクションにとって最大の課題です。特効薬はないので、地道な努力が必要。やる気のある会社を排
除する仕組みになってはいけません」と述べた。