2006/08/07
国交省鈴木航空局長就任会見
わかりやすい航空行政を
鈴木航空局長が就任会見
国土交通省
国土交通省の鈴木久泰(すずき・ひさやす)航空局長は7日、就任会見を行った。「航空局では、
去年の8月2日まで次長をやっていた。その前に審議官をしていたこともあるので、ある程度は馴染
みがある。ブランクを埋めて、即戦力に近い形でやりたい。モットーは、前向きでわかりやすい航空
行政。安全・安心の確保が一番大事なので、大きな事故がないよう、早いうちに芽をつぶしていく。
空港整備もだいぶ進んできた。これからは活用、機能向上、使い勝手のよいものに、という時代だと
考えている」と抱負を述べた。
平成21年12月の完成に向けて進めている羽田空港再拡張事業については、「今、関東整備局が
漁業組合と交渉をしている。ひとつひとつ手順を進めて、一刻も早く現地着工まで持っていきたい」
と話している。
成田空港並行滑走路延伸事業に関しては、「2010年3月に完成予定で、今は飛行場の変更許可
申請をしている。地元調整も若干残っているが、早く現地着工まで進めたい。滑走路は1年程度でで
きるが、国道51号の道路付け替え工事に2年くらいかかる」と見通しを語った。
そして空港施設の耐震化については「ニーズの高い主要空港からやっていく」という方針に則り、
羽田、千歳、福岡、那覇などは今後5年、また仙台、新潟、広島などは10年を目途に取り組む考え
を示している。