2006/08/18
都市機構?松理事就任会見
「きめ細かく」が大事
?松慶幸理事
(ニュータウン等担当)
?松慶幸理事(ニュータウン等担当)は就任会見を行った。「ニュータウンは古巣(ふるす)であ
る。一生懸命やっていきたい」と抱負を述べている。
今後の事業の進め方については、「これまでは大都市圏に人口が集中し、全国で260地区強、3
万7000ha弱でニュータウンをやってきた。ニュータウンは、今までと違ってどんどん人が住み
つかなくなってきている。このため、ここ数年は、ニュータウンをどう仕上げていくかを考えている
。まず、新規の建設はもうやらない。現在も事業中53地区、処分中61地区の、計100地区強で
機構が係っている。見直しながら、今の時代に合った形でやりたい」と考えを述べた。
つくばエクスプレス沿線地区の整備に関しては、「非常に好調だ。期限内に事業をやることも大事
だが、新しい目で見直して、喜んでもらえるような街づくりを進めていきたい」と、意欲を示してい
る。
街づくり全般については、「今は大量供給の時代ではない。今までは整備水準が画一的だったきら
いがあるが、都市部の地価が高いところと、中心部から少し離れたところなどを、きめ細かく見てい
くことが大事」と考え方を述べた。
モットーは「クールヘッド・ウォームハート」だという。「街づくりには情熱が必要だ。その手段
については、冷静に考えながら」と語る。
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【略歴】
たかまつ・よしゆき 昭和53年宅地開発公団採用。都市基盤整備公団本社都市整備部長、本社事
業企画室長、都市再生機構東京都心支社長などを経て、6月1日より現職。