2006/09/13
東京都石井都市基盤部長就任会見
「絵に描いた餅にしない」
計画づくり目指す
石井都市基盤部長
東京都の石井恒利(いしい・つねとし)都市基盤部長は、就任会見を行い「絵に描いた餅にしない
計画づくり」をキーワードに熱く語った。
この7月に就任、「幹線道路ネットワークなど広域的な交通基盤の整備や鉄道、地下鉄などの公共
交通の整備、羽田空港の再拡張・国際化など首都圏の潜在力を高める都市基盤の整備に向け、引き続
き取り組んでいく」と抱負を述べた。
外環については「交通混雑の緩和、都市再生など重要。中央環状線、首都圏中央道路連絡自動車道
と合わせ、首都圏3環状道路の整備促進を図る」と語った。都市計画、環境影響評価の手続きを進め
ており「今後、概ね1年で都市計画を決定させたい」と話す。決定後は「予定路線から整備計画路線
へ位置づけるよう、国に強く働きかけたい」と考えを示した。
「外環ノ2」(目白通り~東八道路)についても「区部西部、多摩東部の都市計画道路ネットワー
クとして重要」と答えすでに3つの方向性を示している。「五輪を契機に、需要に見合うか踏まえな
がら検討していく」と話した。
28年五輪開催の国内候補地が東京に決まり、笑顔が絶えなかった。決まったときは「武者震いし
た」という。「その分忙しくなる」が、約半世紀ぶりの東京開催を目指し、気合が入る。
【略歴】
昭和48年入庁。江戸川区土木部長、都市整備局市街地整備部長などを経て、7月より現職。東京
都出身。58歳。