2006/11/08
国交省藤野政務官就任会見
道路特定財源で持論
藤野政務官が就任会見
国土交通省
国土交通省の藤野公孝(ふじの・きみたか)政務官は8日に就任会見を行った。「運輸省出身なの
で、6年振りに古巣へ戻ったことになるが、一から勉強し直す。人口減少時代かつ公共投資削減で、
スリムな政府というのを肌身に感じている。安全・安心な国づくりが待ったなしの時期にきている。
言葉とやることが一致した対応をしていきたい」と抱負を述べた。
道路特定財源については、「(政府・与党の基本方針に)今の税率を維持することを基本として一
般財源化とあるが、これで納税者の理解を得られるはずがない。もし税率を下げないで(一般財源化
を)やるということであれば、高速道路の料金を2、3割下げるくらいのことをやらなければいけな
い」と持論を展開した。
19年に策定する国土形成計画に関しては、「予算の先取り的なものが切り落とされ、計画だけで
価値を問わなければならない。そのためには、ビジョンがしっかりしている必要がある。人口減少時
代の国家運営、また東アジア一体となった中での日本という考えがポイントになる。地方のトップの
人は、相当高い意識を持っている」と語り、意欲的に取り組む姿勢を示した。
【略歴】
昭和46年運輸省入省。運輸政策局観光部長、大臣官房総務審議官などを歴任。平成15年11月
、参議院議員当選。18年9月に国土交通大臣政務官。