2007/11/19
都市機構飯原理事インタビュー
◎国有地活用に全力
◎飯原一樹理事(業務企画担当)
◎UR都市機構
UR都市機構の飯原一樹(いいはら・かずき)理事は、建設専門紙の共同インタビューに応じた。
8月1日付で業務企画担当理事に就任し、3か月が経過。この間の印象として、「URは民間ではで
きない仕事をやっている。利益を追求する組織ではない。反対にいくらでもロスを出して良いかとい
うと、それもいけない。数字の上ではぎりぎりのところで、質の高い仕事をする。何を指すかと言え
ば、純粋に利益追求ではない公的な立場に立って、長年培われた信用で、国民経済に役立つまちづく
りをしている」と実感している。「今後、今まで機構が培った歴史とノウハウを生かして、ソフトの
面で貢献していく」考えだ。
現状で大きな課題と認識しているのは、国有地の有効活用。「国有地の入手が民と比べると、比較
的、好意的に計らってもらえるという要素はある」ことから、「有効に地域の方にも役に立つ形で開
発していくことが、ほかではできない仕事」という責任感を持っている。
趣味は自転車。本格的なマウンテンバイクでの走行が、大幅な体重減につながった。
【略歴】
昭和25年生まれ。同49年大蔵省入省。財務省主計局総務課長、名古屋国税局長、防衛庁防衛局長、
防衛省経理装備局長などを歴任し、平成19年8月1日より現職。