2007/07/12
国交省峰久事務次官就任会見
○技術と経営に優れた企業経営を
○峰久事務次官就任会見開く
○国土交通省
国土交通省の峰久幸義事務次官は11日、就任会見を開いた。「建設投資は削減され、許可業者数
も減少しているが、さらなる再編淘汰の状況にあると認識。建設産業政策研究会のとりまとめをもま
とまり、市場における競争を通じ、技術と経営に優れた企業が成長する環境をつくる。具体的には?
法令順守の徹底など公正な競争環境の整備?総合表方式の拡充や入札ボンド方式の導入など入札契約
制度の改革?企業の経営形態の選択を阻害しない制度設計‐の具体化を図り、支援していく」と過剰
供給にある建設業界の再編について述べた。
就任にあたり「政策的には▽安全・安心▽地域の活性化▽美しい国土交通省環境の創造‐を最重要
環境と認識し、社会資本整備重点計画などの新しい計画やすでに策定された計画を着実に実行に移す
。内部的には、国土交通省のイメージは、ネガティブな印象と感じるが、頼れる・誇れる国土交通省
を目指す基本理念に、使命や仕事の進め方を職員一人ひとりが考える必要がある」と抱負を語る。
また総合政策局に新設した建設流通政策審議官ポストに関しては「一体的な取り組みが必要という
、観点から新設。建設行政・不動産行政を一元的に所管し、課題について強化できる。建設生産シス
テム全体をにらみながら政策を推進する」。
平成20年度の概算要求方針については「引き続き、最大限の削減を行う。環境や地域の活性化な
ど、地域の課題に答えられるよう、重点課題を進めたい」と話す。