2007/07/19
東京都尾崎水道局技監就任会見
○産学官の連携強化
○水道業界活性化を視野
○尾崎勝水道局技監インタビュー
東京都水道局の尾崎勝技監は、就任会見を開き「重要な役割が与えられたと認識し、がんばってい
かなければ」と決意を表した。また「水道は生活をしていく上で不可欠。都は水道以外に水を得る手
段が無く、断水などがあれば影響は図りしれない」と不測の事態を危惧する。
このため「不幸にして発生しても、影響が少なくなるよう運転管理に万全を尽くす」「事故に強い
施設へとレベルアップ。長期的な視点に立ち、着実に進めていかなければ」「産学官の連携強化など
、水道業界を活性化させていきたい。その結果、日本全体が安心・安全な水へと繋がるのでは」と就
任の抱負を語る。
重点的な水道施策では、▽アンケート調査からニーズの高い、安全でおいしい水の供給▽地域特性
にあった、震災対策の推進▽高度成長期に造られ更新の時期にきているという、水道施設の着実な更
新‐を挙げた。
施設の更新については「アセットマネジメント的な概念で調査を」、高度浄水処理は「ステムの技
術開発ができるよう、調査を進める段階にときている」と話す。
また国際協力へ今年度設置し海外調査担当係長を今年度設置「教わるだけでなく、教えることで職
員の技術が磨かれる」と期待を込める。