県道路建設課は二十四日、国の第二次補正予算に伴う県十二月補正追加予算成立を受けて、今年度執行される同課所管追加個所を公表した。それによると補正事業費は国道十カ所、県道二十三カ所の合計三十三カ所で国庫補助事業費四十四億千万円、直轄事業負担金を含め追加事業費総額は六十億円となった。また、ゼロ国など国庫債務負担行為限度額は十二年度債務八億円が認められた。
主な個所では、補助国道が四〇八号真岡バイパス（真岡市）の用地取得費に九億六千万円を計上。北関東自動車道北側の用地買収を促進する。一二三号茂木バイパス（茂木町）は一億四千万円が内示され、二期区間の用地取得と十石工区の舗装、照明、植栽工などに充てる。
工事では、三五二号東雲バイパス（壬生町）の東雲橋上下部の年度内発注に三億五千万円が追加補助を受けたほか、主要地方道西那須野那須線（黒磯市）は事業費二億円を確保し、赤田、埼玉地内の蛇尾川横断橋梁上部工の発注を予定。東雲橋は下部工を一括し、年明けに本庁入札、上部工は別途年度内に入札となる。
同課では、補正予算の執行について、来年度の事業計画が遅滞なく進行するよう、主に用地ストックの少ない個所には用地の先行取得を図り、来年度当初予算で工事を進捗できる態勢を整えたいとしている。
主要路線の追加事業は次の通り。（①工種②概要③追加事業費④ゼロ国※事業費は建設省発表）
［補助国道］
▽一二一号・板橋バイパス（今市市）＝①道路改築②用地取得③一億円④－
▽一二三号・茂木バイパス（茂木町）＝①道路改築②用地取得、一部工事③一億四千万円④－
▽二九三号・馬頭バイパス（馬頭町）＝①道路改築②用地取得③五千万円④－
▽二九三号・鹿沼南バイパス（鹿沼市、西方町）＝①道路改築②小倉橋上部工債務償還③－④二億五千万円
▽同・大月拡幅（足利市）＝①道路改築②用地取得③三千万円④－
▽四〇〇号・大田原西那須野バイパス（大田原市、西那須野町）＝①道路改築②用地取得、一部工事③一億円④－
▽同・関谷バイパス（塩原町）＝①道路改築②用地取得、改良・舗装工事③－④一億円
▽四〇八号・真岡バイパス（真岡市）＝①道路改築②用地取得③九億六千万円④－
▽三五二号・東雲バイパス（壬生町）＝①特改一種②東雲橋上下部工事③三億五千万円④－
▽四六一号・奥沢バイパス（大田原市）＝①特改一種②用地取得③一億九千万円④－
［県道］
▽主要地方道宇都宮烏山線（高根沢町仁井田～南那須町鴻野山）＝①道路改築②債務償還③二億円④－
▽同（烏山町神長～同町中央一丁目）＝①道路改築②神長トンネル債務償還③七億円④－
▽主要地方道宇都宮向田線（宇都宮市元今泉）＝①道路改築②用地取得③一億円④－
▽主要地方道宇都宮鹿沼線（宇都宮市鶴田～同市下荒針）＝①道路改築②用地取得③五千万円④－
▽主要地方道鹿沼石橋線（石橋町下古山）＝①道路改築②用地取得③九千万円④－
▽主要地方道小山壬生線（壬生町通町）＝①道路改築②改良工事③一億四千四百万円④－
▽主要地方道西那須野那須線（西那須野町井口～黒磯市方京）＝①道路改築②蛇尾川横断橋梁上部工③二億円④－
▽主要地方道足利邑楽行田線（足利市久保田～同市羽刈）＝①道路改築②九千五百万円③－
▽主要地方道大田原高林線（黒磯市島方～同市沓掛）＝①道路改築②改築工事③－④四億五千四百万円
▽主要地方道栃木佐野線（栃木市皆川城内町～同市小野口町）＝①道路改築②用地取得③九千万円④－
▽主要地方道栃木藤岡線（大平町富田～岩舟町静）＝①道路改築②改良工事③一億三千万円④－
▽一般県道下岡本上三川線（上三川町東汗～同町西蓼沼）＝①道路改築②改良工事③六千万円④－
▽一般県道小山都賀線（都賀町家中～栃木市大塚町）＝①道路改築②用地取得③一億円④－
▽一般県道静藤岡線（藤岡町新井～同町中耕地）＝①道路改築②改良工事③七千万円④－
▽一般県道多田吉水線（田沼町多田～同町栃本）＝①道路改築②改良工事③一億八千六百万円④－
▽一般県道八木岡下江連下館線（真岡市伊勢崎）＝①道路改築②改良工事③一億五千万円④－
▽一般県道塙上根線（益子町塙～同町星の宮）＝①道路改築②改良工事③六千万円④－
▽主要地方道藤原宇都宮線（河内町）＝①促進費（住宅関連）②二億五千万円③－
▽一般県道二宮宇都宮線（上三川町）＝①促進費（住宅関連）②一億五千万円③－
▽主要地方道宇都宮茂木線（市貝町）＝①促進費（宅地関連）②二億円③－
