記事

事業者
栃木県県土整備部

流域下水道追加事業の概要を発表

2000/01/05 日本工業経済新聞

 県下水道課は五日までに、昨年末成立した十二月補正予算のうち、流域下水道追加事業の概要を明らかにした。実事業費は補助流域十七億円、県単独一億円(いずれも概算)の総額十八億円で、下水道資源化工場の調整池築造工事や渡良瀬川上流流域下水道秋山川処理区幹線管渠建設工事、北那須流域下水道消化槽、同機械濃縮槽設置工事などが新たに追加された。

 追加事業の大半は、近く日本下水道事業団(JS)と委託契約を結び、管渠並びに資源化工場関連の付帯工事など、県が直接発注する工事については、年度末までに執行を済ませたい意向で準備を進めることにしている。追加補正ではこのほか、すでに着工している鬼怒川上流流域下水道東第一・第二中継ポンプ場など今年度発注済み工事の債務償還の一部に充てる。

 流域下水道追加事業の概要は次の通り。

▼補助事業(約十七億円)

 ▽鬼怒川上流流域(中央処理区)=東第一中継ポンプ場・同第二中継ポンプ場設置工事JS委託(債務充当)

 ▽巴波川流域下水道=脱水機・水処理施設設置工事JS委託(債務充当)

 ▽北那須流域下水道=消化槽・機械濃縮槽設置工事JS委託(追加工事)、水処理施設設計JS委託(新規)

 ▽渡良瀬川下流流域下水道(大岩藤処理区)=放流ポンプ棟・沈殿ポンプ棟設置工事JS委託(追加工事)

 ▽渡良瀬川下流流域下水道(思川処理区)=水処理施設設計JS委託(新規)

 ▽同(秋山川処理区)=ポンプ棟・南部ポンプ場設置工事(債務充当)、水処理施設設置工事JS委託(新規)・幹線管渠築造工事(県発注)

 ▽下水道資源化工場=調整池工事(新規、県発注予定)、焼却・溶融施設設備工事(機械・電気)JS委託(追加工事)

▼単独事業(約一億円)

 ▽鬼怒川上流流域下水道(中央処理区)=濃縮槽紡食塗装工事JS委託(追加工事)、場内排水対策設計JS委託(新規)

 ▽北那須流域下水道=濃縮槽防食塗装工事JS委託(追加工事)、溢水対策設計JS委託(新規)

 ▽渡良瀬川下流流域下水道(思川処理区)=外柵工事(新規、県発注)

 ▽下水道資源化工場=調整池築造工事(追加工事、県発注予定)、フェンス工事(同)、リサイクル製品調査JS委託(新規)



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら