建設に係わる電子商取引市場を提供するシーエムネット(株)(葛西博和代表取締役社長、東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー私書箱1号電話03-6406-6330)は12日、日本マクドナルド(株)(東京都新宿区)が予定する店舗の内外装改修工事の施工者選定に、同社の入札支援システム「CMnet」(インターネット上で見積依頼を行うシステム)が採用されたと発表した。
契約相手方の日本マクドナルドは、システムの利用により、リニューアルする既存店の改修工事と新店建設工事の案件をシーエムネットのホームページ(http://www. cmnetcorp.com/)に掲載して施工者を全国公募。価格競争や工事発注の効率アップを図る。
すでに関西地区では試験導入が始まっており、マクドナルド栗東店改修工事(滋賀県栗東市)、マクドナルドいのこ谷店改修工事(大阪府吹田市)の2件を公開中。案件公開から見積回答までのおよそ1か月間で施工者が決まる仕組み。今後は順次、関東地区の店舗へと導入を拡大する予定。マクドナルドは国内に3753店舗を展開、群馬県内には68店舗を出店している。
シーエムネットは、森ビル(株)とソフトバンクBB(株)が共同出資するコンサルタント会社。これまでに車買取専門店ガリバーやジェイティ不動産など多くの企業との契約実績がある。同社では「マクドナルドが行う入札は、これから電子入札に移行すると聞いている。案件に参加するには当社が提供するCMnetの会員になることが必要になります」と話している。