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栃木県が馬頭最終処分場の基本計画発表/合意形成急ぎ、基本設計の策定へ

2005/04/25 日本工業経済新聞

 栃木県は今月に入り、馬頭最終処分場の基本計画を明らかにした。今月末には地元説明会を開催し、福田富一知事が住民らに計画を説明する予定。同日開催した県議会厚生環境常任委員会(島田文男委員長)では計画内容を報告するとともに、今年度は地元との合意形成に最大限努力すると同時に、実施測量やボーリング調査、基本設計などを行う意向を示した。

 馬頭最終処分場は、馬頭町北沢地区の不法投棄物及び県内から排出される管理型廃棄物の受け入れを行うために整備するもので、基本計画では計画地を馬頭町大字小口字備中沢地内に設定、埋立面積約5・6ha、埋立容量約80万立方m、埋立期間を10年程度としている。

 整備にあたっては、多重安全システムを取り入れる考えで、ハード面では多重構造による遮水システム、高度処理工程を備えた水処理システム等を採用し、将来にわたって安全で安心できる環境保全を配慮した処分場とする。



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