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山梨県南アルプス市

指定管理者制度を導入/来月上旬にも募集要項公開/34施設(18件)で一般公募

2005/06/22 山梨建設新聞

 南アルプス市は、市が管理する119施設について「指定管理者制度」を導入することになり、このうち一般公募を予定する34施設(18件)の募集要項等を来月上旬にも公表する。募集する施設は「交流施設やまなみの湯」「アヤメの里伊奈ケ湖周辺保健保養施設」などで、今年度中に指定管理者を決定、来年度から同制度による管理業務を開始する。

 指定管理者制度は、地方自治法の改正により、従来は公共団体や自治体の出資法人等に限られていた公共施設の管理、運営を民間企業等に委託するもので、民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに経費の縮減を図ることを目的とするもの。県が来年度からの同制度の導入に向け今年度に34施設の指定管理者を公募したほか、市町村等でも導入が進んでいる。

 南アルプス市では、今年3月に「公の施設における指定管理者制度の導入に関する基本的な指針」を策定し、指定管理者制度の導入に向け検討。来年度から119施設で指定管理者制度を導入することになり、このうち34施設(18件)については一般公募とする。

 今後のスケジュールとして、来月上旬にも募集要項を公開、同中旬~下旬に各施設の現場説明会、質問書の受け付けを行ない、質問書の解答を行う。8月上旬頃には公募に対する受け付けを実施、同月中に第1次、2次審査を行う。10月上旬には審査結果を公表し、12月定例市議会で指定管理者の議決を経て、来年1月中旬をメドに協定を締結。来年4月1日から指定管理者制度をスタートさせる。



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