北陸地整高田河川国道事務所は、今月16日から上越市の関川左岸堤防にて、ヤギと羊による除草試験を開始した。同日には河川敷にて『臨時職員入所式』が行われ、小山浩徳所長より、名札がかけられた6頭のヤギと羊は、さっそく担当現場での『食務』に励んだ。
高田農業高校の協力を得て行われるヤギ・羊の堤防除草試験は、7月1日までの期間限定で実施するもので、昨年度に続き2年目の試みとなる。
昨年秋に実施した試験では、10日間の試験期間中に約450㎡の範囲の草を食べつくし、クラックや崩壊などの異常が確認できる程度の除草が可能なことがわかった。本年度は、その実績を買われて、試験範囲を高水敷まで拡げて、約1152㎡で除草試験が行われる。
また、今回からは、ヤギ・羊の運搬や監視などを堤防の維持管理作業を請け負う㈱レックスがサポートし、産学官の連携を深める。
【写真=新しい職員を迎える小山所長】