建設業労働災害防止協会長野県支部更埴分会(石井英嗣分会長・石井工務所)は11日、労働災害防止安全パトロールを実施した。
出発に先立ち石井分会長は「本年度の労働災害は前年に比べ大幅に増加して推移している。重機ごと転落した報告もあった」と労災の増加傾向を危惧。原因について石井分会長は「作業員不足で工期に追われていることも要因。ぜひ皆様方には作業員の安全対策を十分にして、労働災害ゼロを目指してほしい」と強く訴えた。
長野労働基準監督署の大日方康浩安全衛生課長は「労働災害の増加は全国的に増加している。とりわけ土木で多くなっている。人手不足で工期が間に合わず安全対策を怠っている面もみられる。工期については、焦らずに発注者に相談してほしい」と呼びかけた。
パトロールには、長野労働局をはじめ、県千曲建設事務所、千曲市役所の各発注機関の関係者らが同伴して、2班に分かれ注意を呼びかけながら巡回した。