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群馬県建築課

今月中に中尾県営住宅の設計を指名へ

2016/08/09 群馬建設新聞

県建築課は今月中に、中尾県営住宅の76-P棟と78-Q棟の住戸改善に向けた設計業務を指名競争入札で委託する。年度末までに終わらせ、来年度以降に工事着手する。1棟当たりの総事業費は約2億7000万円を見込んでいる。

76-P棟は1976年度に建設された。RC造4階建てで、延べ床面積は1418・40㎡。一方の78-Q棟は1978年度の建設。RC造4階建ての建物で、延べ床面積は1439・52㎡となっている。住戸数はいずれも24戸。団地の中で最も北側に立地している。

工事では躯体だけを残して、それ以外を全面的に改修する。浴室をユニットバスにするほか、給湯器の整備、ガラスの複層化、建物の断熱化などを実施する。

同団地では2014年度に72-E棟、15年度に71-B棟で住戸改善工事を行っている。

本年度は72-D棟でも同様の工事を進めていくところ。これら3棟では、3階と4階部分の床を抜いて、階段を設置するメゾネットタイプに改善し、さまざまな家族構成の人が入居できるように整備している。これにより住戸数は減少していた。

今回設計を行う76-P棟と78-Q棟では、これら3棟とは異なり、メゾネットタイプにはしない。このため住戸数は減らず、24戸のままとなる予定だ。

1住戸当たりの広さは変わらないが、入居者が使いやすいように改善していく。

本年度に住戸改善を行う72-D棟では、建築工事を1億6500万円で神宮工業(高崎市)、電気設備工事を2270万円で岸電工(高崎市)、機械設備工事を5800万円でミヤケ工業(高崎市)にそれぞれ発注している。

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