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長野県朝日村

役場新庁舎がサステナブル建築物先導事業に採択

2016/09/21 長野建設新聞

朝日村が来年度の完成を目指す役場新庁舎建設事業が、国土交通省のサステナブル建築物等先導事業(木造先導型)に採択された。この事業に採択されると建物工事費の15%と実施設計費の50%の補助を受けることができる。

同村の役場新庁舎は、築後80年が経過し老朽化が進んでいることから移転新築するもので、規模は木造2階建て延べ床面積2255.16㎡。特徴としては①新技術を導入した大臣認定のカラマツ信州型接着重ね梁の採用②カラマツ集成材厚板パネルを用いた片持ちスラブ、店舗棟に厚板パネル壁柱構法を採用③村民から寄附された木を樹種によって使い分け、各室に特徴を持たせる④外装にも村産材カラマツを使用し、カラマツを全面的にアピールする⑤村内大径木のカラマツ材を県林業総合センターと共同試験を行ったうえ、ねじれが小さくなる芯去り材として使用し、一部に化粧柱として使用するなど、伝統と未来を指向した木造庁舎として計画、村産材利用のモデル的施設を目指している。さらに伐採から製材を地元業者が行う予定だ。設計は宮本・倉橋設計JVが担当している。

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