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群馬県渋川土木事務所

上信自動車道、登沢川橋の工事へ

2016/10/13 群馬建設新聞

県渋川土木事務所は上信自動車道川島バイパスに架かる登沢川橋下部工の発注を予定している。年度内の発注を目指しており、早ければ12月にも一般競争入札を行う見通し。登沢川橋は渋川市川島地内の吾妻川の支流、登沢川を渡すL110mの鋼3径間連続細幅箱桁橋。橋台は逆T式橋台、橋脚は張出式橋脚となる。同橋は金井バイパスへ接続する橋梁でもあり、完成により上信自動車道整備が大きく前進することとなる。

登沢川橋は、上信自動車道川島バイパスで計画される主要橋梁の一つ。今回発注が予定されているのは橋台A1、A2、橋脚P1、P2の4工事。年度内に一般競争入札を行う見通し。早ければ12月に公告を行う。

同橋の橋台A1、A2にはφ3000㎜の深礎杭を使用する。A1にはL12mの杭を4本、A2にはL11mとL8mの杭を3本ずつ打ち込む。橋脚P1、P2には場所打ち杭(φ1500㎜)を使用し、P1にはL8・5mの杭を6本、P2にはL15mの杭を9本使う。

上部工は鋼3径間連続細幅箱桁橋。発注は来年度の第3四半期を予定している。同橋の設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が手掛けた。

川島バイパスは全体延長2・2㎞、幅員は10・5mの2車線構造。主要橋梁は今回の登沢川橋のほかに大輪川橋とJR跨線橋がある。大輪川橋は既に完成済み。JR新幹線を跨ぐJR跨線橋はJRへ施工を委託する。現在、JRとの協定締結に向けて調整が行われている。

このほか同自動車道・金井バイパスでは金井IC付近の工事を国で行うか、県で行うかを調整中。金井バイパスに架かる金井南牧跨道橋と金井陸橋は上部工、下部工ともに発注済みとなっている。

祖母島-箱島バイパスでは同事務所が整備する区間に長大橋梁の建設はなく、各地でボックスカルバートの建設や本線工事に伴う盛り土工、切土工が行われている。

橋梁名、IC名はすべて仮称。

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