県総務管理部管財課は、新潟市中央区の美咲町県有地売却の一般競争入札を執行し、本間組・鳥屋野不動産の企業体が14億５００万円で落札した。入札には同社を含む３者が参加。最低売却価格には11億６８００万円が設定されていた。同者と仮契約を締結し、12月定例県議会で契約の承認を諮る。

　売却対象は新潟市中央区美咲町１丁目地内の実測面積２万２９５２・７９㎡。地目は宅地で用途地域は工業地域に指定される。民間開発による商業業務の土地利用を誘導するため地区計画が設定されており、建築物の用途制限、敷地面積の最低限度、壁面の位置に制限を設けるほか、景観計画に基づきに市道南３－86号線（美咲こもれびの道）境界線から１００ｍまでの範囲の建築物の最高高さを50ｍ、ドクターヘリ等の離発着に一部区域を30ｍに制限する。

　同社では用地の活用方法について「まだお話できることは何もない」としている。

　また県では、時期は未定だが、今回売却した県有地に隣接する美咲町県有地（Ｃ区画）実測面積１万２３０４・２９㎡も売却する方針。

【写真＝美咲町県有地】