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新潟県新潟市

上半期のくじ引き8割超える

2017/01/18 新潟建設新聞

 新潟市で本年度上半期に執行された入札のくじ引き発生率が80・56%と前年同期と比べ15%近く上昇したことが分かった。本年度上半期には総合評価と随意契約を除いた入札396件が執行され、このうち319件でくじ引きにより落札者が決定。312件(97・81%)が最低制限価格と同額だった。

 工種別のくじ引き発生状況を見ると土木、ほ装、造園工事など土木系工事での発生率が昨年度から上昇したことで前年上半期は65・34%だった発生率が80%台まで上昇した。

 土木工事では174件のうち170件がくじ引きで169件が最低制限価格と同額。前年同期のくじ引き率89・13%から97・9%まで上がった。

 ほ装工事は99件中97件がくじ引きで、全て最低制限価格での落札となっている。くじ引き以外で落札者が決まったのは土木で4件、ほ装は2件のみ。造園工事については執行された4件全てが最低制限価格と同額のくじ引きだった。そのほかの工種については、管で50%(20件中10件)となった以外は、建築で28件中1件(3・57%)、電気では25件中8件(32%)と高くない。

 過年度(年間実績)との比較では▽2012年度63・95%▽13年度53・83%▽14年度60・33%▽15年度67・67%―となっており、16年度上半期は過去最高で推移している。

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