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県立武道館の運営整備事業は鹿島建設グループが落札

2017/01/21 新潟建設新聞

 新潟県が、PFI手法で上越市内に建設する県立武道館の整備、運営事業は、鹿島建設を代表企業とするグループが落札した。同グループは3階建て、延べ床面積1万2126・68㎡の施設を提案し、落札価格は90億3177万908円(税込み)。2月定例県議会で契約の承認を諮り、設計、建設に着手、2019年9月末の完成を目指す。

 同グループは、代表企業の鹿島建設が建設・その他(経営管理)を担当し、構成員で▽高舘組(建設)▽松田平田設計(設計・工事管理)▽日本管財(維持管理)▽シンコースポーツ(運営)▽グリーン産業(維持管理・運営)▽NECキャピタルソリューション(その他経営管理)―の6社が参加する。

 同者を含む3グループからの提案があり、総合評価一般競争入札の結果、同グループは価格審査では3番目だったものの、事業実施や施設整備など加点審査でトップとなり、落札者となった。

 同グループの提案では、板張り2188・71㎡、観客席1074席を備えた大道場や畳敷と板張りの小道場、弓道場、相撲場など武道場のほか附属施設として会議室や研修室、談話スペースなどの附属室を備える。また自由提案では、スポーツ健康づくり教室、ランニングコースの開放、物販、レンタル事業、文化講座の開設などを企画し、県が自ら事業を実施する場合と比較し、4・32%、3億6611万9000円の削減が可能としている。

 建設・設計期間は19年9月末まで、同年12月より供用を開始し、維持管理・運営期間は34年3月末まで。

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